転職サイト「リクナビNEXT」にて公開された特集記事「企画職の自己PR例文|業界別のアピールポイントと書き方」を、組織人事コンサルティングSeguros代表・粟野友樹が監修しました。
経営企画・事業企画・営業企画・商品企画・人事・総務など、いわゆる「企画職/バックオフィス職」の自己PRを、職種別にわかりやすく解説しています。転職活動中の方はもちろん、企画・管理系ポジションの採用を行う企業のご担当者にも参考にしていただける内容です。
掲載記事
- 媒体名:リクナビNEXT(リクナビネクスト)
- 記事タイトル:企画職の自己PR例文|業界別のアピールポイントと書き方
- 掲載先URL:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/rirekisho/jikopr/kikaku01/
記事のポイント(要約)
- 13職種の「企画・バックオフィス職」を一覧化し、期待されるスキルを整理
経営企画・事業企画・営業企画・商品企画・マーケティング・広報/PR・人事・総務・法務・経理・財務・購買など、企業の企画・管理系ポジションを幅広くカバー。それぞれの職種で評価されやすいスキルや強みを整理し、「自分はどこで何をアピールすべきか」を見つけやすい構成になっています。 - 企画職ならではの自己PRの組み立て方を、「役割」と「成果」から分解
企画職は、アイデアだけでなく「関係者を巻き込みながら、企画を実行しきる役割」が求められます。記事では、調整力・課題設定力・論理的思考・数値感覚といった要素を、エピソードの中でどう表現するか、履歴書・職務経歴書に落とし込む際の考え方を整理しています。 - 採用担当者が見ている「再現性」と「組織とのフィット」を意識した例文
各職種の自己PR例文では、「どのような課題に対して」「どんなプロセスで」「どれくらいの成果を出したのか」を具体的に示す構成になっています。「たまたま結果が出た」のではなく、他社でも再現できる力であることを伝える視点や、応募先企業の事業・組織とのフィット感を示す書き方がポイントとして盛り込まれています。
粟野による補足(キャリアコンサルタント/採用側の視点)
企画職・バックオフィス職の自己PRでは、「何を考え」「どう動き」「どんな影響を与えたか」を、ストーリーとして伝えられるかどうかが合否を分けます。
応募書類を拝見していると、企画職志望の方の自己PRは、次のような傾向が見られます。
- 担当した業務の羅列にとどまり、「自分だからできた工夫」が伝わっていない
- 「調整しました」「企画しました」といった抽象的な表現が中心で、具体的なプロセスや数字が不足している
- 現職の事例説明に終始し、「転職先でどのように再現・応用できるか」の言及が少ない
採用側の立場から見ると、企画職で特に重視されるのは次の3点です。
- 事業や組織全体を見渡したうえで課題を設定できるか
自部署の視点だけでなく、営業・開発・管理部門など、関係者それぞれの事情を踏まえた上で「本当に解くべき課題」を捉えられているかを見ています。 - 関係者を動かすためのコミュニケーション設計ができるか
説明の順番、資料の構成、合意形成の進め方など、「人を動かすための工夫」が自己PRから読み取れると、実務でも活躍するイメージが湧きやすくなります。 - 成果や学びを、汎用性のあるスキルに言語化できているか
たとえば「新サービスの立ち上げ経験」がある場合でも、「市場分析→提案→実行→振り返り」というプロセスに分解し、それぞれの場面で発揮したスキルを整理することが重要です。
「企画職へのチャレンジが初めて」「バックオフィスから企画系ポジションに広げたい」という方は、必ずしも華やかな実績が必要なわけではありません。日々の業務改善や、社内の小さなプロジェクトでも構いませんので、
- 自分なりに問題意識を持ったきっかけ
- データや現場の声をどう集め、何を読み取ったか
- 実行のために誰と連携し、どのように説得・調整したか
- 結果として何が変わり、自分は何を学んだか
といった観点で棚卸しをしてみてください。これらを一つのストーリーとしてまとめることで、「企画職としての伸びしろ」を採用側に伝えやすくなります。
企業の採用担当者の方にとっても、本記事のような職種別の自己PR例文は、募集職種ごとに「どのようなスキルセット・経験を重視するか」を整理する手がかりになります。選考基準のすり合わせや、求人票の見直しに活用していただければ幸いです。
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