リクナビNEXT(転職成功ノウハウ)にて、
転職面接でよく聞かれる「短所」の質問について解説する記事を監修しました。
短所は“欠点探し”ではなく、自己理解・再現性・伸びしろを確認する問いです。
応募者側の伝え方はもちろん、採用側が評価の軸をどう持つべきかまで整理できる内容になっています。
掲載記事
- 媒体名:リクナビNEXT(転職成功ノウハウ)
- 記事タイトル:転職活動で「アピールにつながる」短所の答え方と、「マイナス評価に直結する」短所
- 記事URL:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/archives/22920/?vos=drnnengagetom01

記事のポイント
- 「短所」は欠点の告白ではなく、仕事上の再現性を示す質問
面接官が知りたいのは“弱みの有無”ではなく、
弱みが出る条件・影響範囲・本人の対処が言語化されているか、という構造です。 - 評価が分かれるのは「短所の選び方」ではなく「扱い方」
短所そのものより、
背景(なぜ起きるか)→手当て(どう抑えるか)→学び(次にどう活かすか)の筋が通っているかが、
信頼に直結します。 - 採用側は“NG短所リスト”ではなく“配属・育成の前提情報”として聞く
短所回答はミスマッチを防ぐ情報でもあります。
職務要件・チーム特性・期待役割に照らして、懸念が管理可能かを判断する問いとして設計するのが本質です。
粟野による補足
候補者の立場では、「短所=性格」になった瞬間に回答が弱くなります。
面接で強いのは、短所を“行動特性(仕事の癖)”として定義し、発生条件と対策をセットで示すことです。
たとえば「慎重すぎる」なら、どの局面で慎重さが出て、何が遅れるのか、
そして期限・品質・関係者調整のどれを優先してリカバリーするのか
――ここまで言えると、短所がむしろ仕事の設計力に変わります。
一方で企業側(採用・定着の視点)では、
短所回答を“減点”に使うほど採用は難しくなります。
見るべきは「自己認知の精度」と「運用力(セルフマネジメント)」です。
短所が致命傷になるのは、能力の問題というより、
再発防止の仕組みがなく周囲に負担を転嫁するケース。
面接では、短所を聞いた後に
「具体的にどんな工夫をしたか」「周囲とどうすり合わせたか」を掘り下げることで、
入社後の協働コストまで見立てやすくなります。
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