アワノトモキの「読書の時間」
「働く人と組織の関係性の編み直し」をテーマに、人生と仕事を少しだけ軽くする読書の時間をお届けします。
(1)導入
原っぱのような場所に立つとき、そこには明確な目的も、使い道もありません。
ただ在る、という状態。その感覚から、このエピソードは静かに始まります。
(2)本書とエピソードの核心
2004年に刊行された『原っぱと遊園地』は、
建築家・青木淳さんが「その場の質」について考え続けてきた軌跡を言葉にした一冊です。
自由、解放、目的化しないこと。
さらに、師匠・磯崎新さんとの関係性から、昭和の建築家像も浮かび上がります。
(3)問いと余韻
目的を手放したとき、初めて踏み入れられる場所があるのではないか。
建築にすることと、自分にすること。その二つが重なり合う地点を、原っぱという比喩が静かに示してくれます。
書籍情報
原っぱと遊園地 建築にとってその場の質とは何か
青木淳
王国社
Podcast「アワノトモキの読書の時間」
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