【メディア掲載】リクルートエージェントにて「一人面接練習法」記事を監修しました

2025年12月28日

リクルートエージェント「転職成功ガイド」にて公開された
「面接練習」に関する記事を、キャリア・採用支援の専門家として監修しました。

面接は“場数”だけで上達するものではなく、
準備→実施→振り返りの設計で伸び方が変わります。

本記事では、一人でも再現性高く取り組める練習手順や、
練習時に見落としやすい注意点を整理しています。

転職を考える個人の方はもちろん、
採用側の評価軸を理解したい人事・経営者の方、編集者の方にも役立つ内容です。

掲載記事

媒体名：リクルートエージェント（転職成功ガイド）
記事タイトル：面接練習はどうしたら良い？一人でもできる面接練習の手順と練習方法、注意点を解説
記事URL：https://www.r-agent.com/guide/jobinterview/17641/

面接練習はどうしたら良い？一人でもできる面接練習の手順と練習方法、注意点を解説面接練習を「やったつもり」で終わらせず、想定質問の設計から模擬実施、記録・改善までを一連の流れとして回すための実践手順をまとめています。面接対策転職準備自己PR設計

記事のポイント（3つ）

練習は「回答の暗記」ではなく「再現可能な構造づくり」
面接は質問が変わっても評価される“軸”は大きく変わりません。

結論→根拠→具体例など、伝え方の構造を固定し、
どの質問でもブレない土台を作ることが練習の本質です。
面接官の質問には必ず背景と意図がある
面接で頻出する質問は、単なる雑談ではなく、
経験の再現性・価値観・リスク・志望度などを見ています。

質問の背景を理解して準備すると、
練習の優先順位が明確になり、短時間でも密度が上がります。
一人練習の弱点は「判断軸が曖昧」になりやすい点
独学はやりやすい反面、改善点が主観に寄りがちです。

録画・文字起こし・比較（理想回答とのギャップ確認）など、
客観チェックの判断軸を先に決めて回すと、上達速度が一気に上がります。

粟野による補足（独自解説）

面接練習で伸び悩む方に共通するのは、
「何を直せば合格に近づくのか」が曖昧なまま、
とにかく喋って終わっている点です。

キャリアコンサルの立場から見ると、
まず整えるべきは“材料”です。

自己紹介、職務の要約、転職理由、志望動機、強み・弱みが、
同じ価値観と時間軸でつながっているか。
ここがつながらないと、どれだけ話し方を磨いても説得力は出ません。

一方で採用支援の視点では、
面接官は「その人が活躍できる条件」と
「懸念が顕在化する条件」を同時に見ています。

だからこそ練習では、うまく話すよりも、想
定外の深掘りに耐える“論点の芯”を作ることが重要です。

具体的には、
(1)成果の再現性（何を、どうやって、なぜできたか）、
(2)協働のしかた（周囲との関わり方）、
(3)意思決定の癖（迷ったときの基準）を、
どの質問でも滲ませられるように整えましょう。

また、一人練習の完成度を上げるコツは「評価者モード」を作ることです。

録画した動画を“自分の面接”として見るのではなく、
“採用担当者が初見で見る”前提で、
①要点が30秒で伝わるか、
②根拠が具体か、
③語尾・間・視線で自信が損なわれていないか、
④逆質問が企業理解につながっているか、
の4観点で採点してください。

採点表があるだけで、練習は作業からトレーニングに変わります。