アワノトモキの「読書の時間」
「働く人と組織の関係性の編み直し」をテーマに、人生と仕事を少しだけ軽くする読書の時間をお届けします。
(1)導入
今回は永井玲衣さんの『世界の適切な保存』について、アワノさんが感じたことを語る回。
最初に紹介されるのは「夏だから」という章からの話題です。
(2)本書とエピソードの核心
「夏は暑い。だからそのままであるべきだ」という、一見すると論理の飛躍に見える言葉。
自然主義的誤謬と呼ばれるこの考えを、ただの誤りとして切り捨てず、
その人の背景や固有の気持ちを見つめていく姿勢が語られます。
文章を写経のように打ち込みながら読み、途中で涙がこぼれたというアワノさんのエピソードも印象的です。
(3)問いと余韻
伝えることは、相手の領域へ踏み込むこと。
その危うさを含めて、消えてしまいそうな小さな言葉を、
感情や関係ごと「適切に保存したい」。
本書とエピソードを通して、そんな問いが静かに残ります。
書籍情報
世界の適切な保存
永井玲衣
講談社
Podcast「アワノトモキの読書の時間」
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