Podcast「アワノトモキの読書の時間」は、
2021年6月にスタートしました。
「働く人と組織の関係性の編み直し」をテーマに
独自の視点で選んだ本を対話形式で紹介する番組です。
売れ筋の「わかりやすいベストセラー本」や
「ノウハウ・ビジネス本」は扱いません。
皆さんがご存知ない本が多くなるかもしれません。
金融資本主義だけが正義のようにふるまい、
生成AIというトレンドに多くの人が翻弄される。
そんな今の時代だからこそ必要だと感じる、
書き手の”体温”が伝わるような本だけをご紹介していきます。
エピソード一覧
ep48-3「モモ」(ミヒャエル・エンデ)/フィクションが描く「時間と聞くの知恵」
<今回の選書>・『モモ』(ミヒャエル・エンデ)こんにちは、ホシノです。今回も引き続き『モモ』について。アワノさんと雑談しつつ、本の広がり方やメッセージ性についてだいぶ深めていきました。まず驚くのは、『モモ』の世界規模の読まれ方。50年経っても国境を越えて読まれ続ける理…
ep48-2「モモ」(ミヒャエル・エンデ)/聞く力と時間の関係、物語が残してきたもの
<今回の選書>・『モモ』(ミヒャエル・エンデ)こんにちは、ホシノです。今回はアワノさんに聞いてもらいながら、エンデ『モモ』の話をもう少し。読み返してみると、「こんなに巧く作られていたんだ…」と驚くほど構成もキャラクターも練られていて、どこか村上春樹作品の空気とつながる…
ep48-1「モモ」「叱る依存が止まらない」/読み返す40代、叱ることと導くこと、秋の夜長に考えたい話
<今回の選書>・『モモ』(ミヒャエル・エンデ)・『叱る依存が止まらない』(村中直人さん)こんにちは、ホシノです。今回もまずは近況から。気温がすっと下がって、Tシャツから長袖に切り替わるあの瞬間、ちょっと「美術館に入ったみたい」な空気になりますよね。そんなモードもあって…
ep47-5 『新・仕事のお守り』×エリック・ホッファー/「弱いものが世界を切り開く?」を真面目に考える
どうもホシノです。今週もミシマ社の『新・仕事のお守り』を枕に、そこに出てくる『エリック・ホッファー自伝』の話へ。幼少期に視力を失い、のちに回復。そんな劇的な人生から出てくる「新しい世界を切り開くのは、いつだって弱い側だ」という視点を拾い上げて、いまの仕事感・商い感と接続して語りま…
ep47-4 『新・仕事のお守り』(ミシマ社さん)/ビジネスより商売でいこう
どうもホシノです。今週の選書はミシマ社の『新・仕事のお守り』。7章・全42の「お守り言葉」から、とくに第3章「商売繁盛」を手がかりに、いまの商い感覚をもう一度組み直します。話の中心は、「ビジネスより商売へ」の発想転換。近江商人の「商売十訓」を引きながら、「良いものを売るのは善、ち…
ep47-3 『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考』/壁は越えなくてもいい?—弱さ前提の研修をつくれるか
<今回の選書>『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考』(井上慎平/ダイヤモンド社)アウトドア研修の定番「高さ3〜4mの壁を道具なしで越える」課題って、全員の学びになってる?アワノさんの率直な疑問から、ホシノと「達成一択じゃない研修」を本気で妄想する回です。クリアすれ…
ep47-2 「強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考」井上慎平さん/弱いまま今を生きるには?
<今回の選書>『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考』(井上慎平/ダイヤモンド社)どうもホシノです。今回は、NewsPicksパブリッシングの創刊編集長を務めた井上慎平さんの新著『弱さ考』を取り上げます。見せていい弱さ/見せちゃいけない弱さ”の線引きを雑談しつつ、本…
ep47-1「強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考」「仕事のお守り(新版)」/秋のはじまり、SNSを消した話、文学フリマの準備
<今回の選書>・『強いビジネスパーソンを目指して鬱になった僕の弱さ考』(井上慎平さん)・『仕事のお守り(新版)』(ミシマ社さん)※第3章「商売繁盛」を中心にこんにちは、ホシノです。今回もまずは近況から。季節はすっかり秋。Tシャツから長袖に切り替わるあの感じ、「美術館み…
ep46-5「庭の話」宇野常寛さん/半透明の隠れ家とマイノリティの声
<今回の選書>「庭の話」宇野常寛さんどうもホシノです。前回に続き、宇野常寛さんが語る「庭」という概念を深掘りしました。今回印象的だったのは、就労支援施設「ムジナの庭」の事例。そこでは障害を持つ人々が縫い物やジャム作りなどをしているのですが、職員と利用者の区別がつかない…
ep46-4「庭の話」宇野常寛さん/誰もがお隣にお醤油を借りられるわけじゃないから
<今回の選書>「庭の話」宇野常寛さんどうもホシノです。今回の読書の時間では、アワノさんに批評家・宇野常寛さんの「庭」の思想を取り上げてもらいました。オタク文化や自身の経験を背景に「プラットフォーム資本主義の只中でどう生きるか」を問う一冊です。宇野さんが提案する「庭」と…
ep46-3「子どもの宇宙」(河合隼雄さん)/絶対的な世界と相対的な世界をつなぐる通路
<今回の選書>「子どもの宇宙」(河合隼雄さん)どうもホシノです。今回も河合隼雄さんの『子どもの宇宙』を取り上げます。前回に続き、児童文学や心理学の視点から「子どもの心の力」をどう読み解くかを語りました。本書の中で印象的なのは、「絶対的な世界」と「相対的な世界」という対…
ep46-2「子どもの宇宙」河合隼雄さん/子どもが持っている力と、待てない社会
<今回の選書>「子どもの宇宙」(河合隼雄さん)どうもホシノです。今回は河合隼雄さんの『子どもの宇宙』を取り上げます。アワノさんも学生時代に読んだことがあるというこの名著。児童文学やカウンセリング事例を通じて「子どもの心が持つ力」を描き出す一冊を、今あらためて読む意味を…
ep46-1「子どもの宇宙」「庭の話」/夏の家族時間と限界突破の野外研修
<今回の選書>・「子どもの宇宙」(河合隼雄さん)・「庭の話」(宇野常寛さん)こんにちは、ホシノです。今回も近況トークからスタートしております。アワノさんは中高生・大学生を連れた野外研修の指導者として山や川を縦走、テントや食料を背負って挑む「限界突破の体験」を話していま…
ep45-5「行列のできるインタビュアーの聞く技術」(宮本恵理子さん)「聞くことの価値、2人で話すPodcastの意味」
<今回の話題>・「行列のできるインタビュアーの聞く技術」(宮本恵理子さん)こんにちは、ホシノです。今回も『行列のできるインタビュアーの聞く技術』(宮本恵理子さん)を起点に、聞くこと、話すこと、そして2人でPodcastをやる意味についてじっくり語り合いました。まずはイ…
ep45-4「行列のできるインタビュアーの聞く技術」/聞くことの本当の価値
<今回の選書>「行列のできるインタビュアの聞く技術」(宮本恵理子)こんにちは、ホシノです。今回からはホシノセレクト本『行列のできるインタビュアの聞く技術』をきっかけに、聞くという行為そのものについて深掘りします。タイトルや副題はちょっと下世話(?)だけど、中身は実にし…
ep45-3「旅をする木」(星野道夫さん)/川に乗り続けること/場所と物語の力
<今回の選書>「旅をする木」(星野道夫さん)こんにちは、ホシノです。今回は前回に引き続き『旅をする木』トーク。前回紹介した「生まれ持った川」の話を、さらに深掘りしていきます。話題は、川から降りてしまうことのもったいなさ。安全や有利さを求めてつい「岸=安定」にとどまりた…
ep45-2「旅をする木」(星野道夫さん)深掘り編/「生まれ持った川」ともう一つの時間
<今回の選書>「旅をする木」(星野道夫さん)こんにちは、ホシノです。今回はアワノさんがセレクトした星野道夫さんの『旅をする木』をじっくり深掘りします。前半はなぜか「星野」姓の多い群馬・桐生の織物トークからスタート。星野家のルーツ話に花が咲きつつ、本題の「旅をする木」の…
ep45-1「旅をする木」「聞く技術」/部屋移動と夏の汗だく仕事・アウトドアの現場から
<今回の選書>「旅をする木」(星野道夫さん)「行列のできるインタビュアーの聞く技術」(宮本恵理子さん)こんにちは、ホシノです。今回は近況トークからスタート。家の中で通称「味噌部屋」へと仕事部屋を大移動!夏の暑さとエアコン待ちの日々、扇風機&汗だくで収録している現状報告…
ep44-5「山岳新校、ひらきました: 山中でこれからを生きる「知」を養う」/意義ある活動を資本主義社会の中でどう継続できるのか?
<今回の選書>「山岳新校、ひらきました: 山中でこれからを生きる「知」を養う」(青木真兵さん, 梅田直美さん, 坂本大祐さん, 作野広和さん ,西尾美也さん, 林尚之さん, 堀田新五郎 さん, 松岡慧祐さん, 伊藤洋志さん, 仲子…
ep44-4「山岳新校、ひらきました: 山中でこれからを生きる「知」を養う」/10個理由が出るまで買い物しない体験・都市とは人口の舞台装置
<今回の選書>「山岳新校、ひらきました: 山中でこれからを生きる「知」を養う」(青木真兵さん, 梅田直美さん, 坂本大祐さん, 作野広和さん ,西尾美也さん, 林尚之さん, 堀田新五郎 さん, 松岡慧祐さん, 伊藤洋志さん, 仲子秀彦さん, 中森一輝さん, 八神実優さ…
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