このたび、転職理由としてよくある「給料を上げたい」
という本音をどう面接で伝えるべきかについて、
リクナビNEXTの転職ノウハウ記事にて専門家として監修しました。
給与はキャリア形成に影響する重要な要素ですが、
企業に伝える際は伝え方の工夫が不可欠です。
個人と企業双方の視点を踏まえた情報をお届けしています。
掲載記事
- 媒体名:リクナビNEXT
- 記事タイトル:「給料を上げたい」という転職理由は伝えない方がいい?年収アップ転職の伝え方
- 記事URL:https://next.rikunabi.com/tenshokuknowhow/changing-jobs-salary-raise/

記事のポイント
- 採用側は動機の質を見ている:
「給料を上げたい」という理由だけだと、
企業は入社後の定着性や仕事への熱意を疑うことがあります。
そのため動機を給与だけに置かず、成果や貢献への意欲とセットで伝えることが大切です。 - 転職理由の背景を整理する:
給与不満の裏側にある「正当な評価を受けたい」「専門性を活かしたい」
といった前向きな価値観に焦点を当て、
具体的な経験や実績を伴わせて説明することが重要です。 - 年収アップは戦略の一部:
給与以外にも評価制度や福利厚生、成長機会といった複数の視点で企業を比較し、
自身の希望と企業の期待をすり合わせることで、
ミスマッチを避ける戦略的な転職につながります。
粟野による補足(独自解説)
転職で「年収アップ」を目標とすることは決して否定されるものではありません。
給与水準は生活設計やキャリア満足に直結する重要な要素です。
しかし、採用の現場では単に「給料を上げたい」という動機だけだと、
企業側に「条件重視の応募」と受け止められる可能性があります。
そのため、動機を構造化することが不可欠です。
たとえば、今の職場で成果をどのように出してきたのか、
どんな価値を新しい環境で発揮できるのかを整理し、
それが給与に反映される合理的な根拠として語れるようにすることが大切です。
これは個人のキャリア形成における自信にもつながりますし、
企業側にとっても「投資する価値のある人材」であると理解されやすくなります。
また、転職は“価値交換”です。
給与は働き手が提供する価値に対する報酬とも言えます。
この視点で自己の市場価値を客観的に分析し、
企業の期待とリンクさせて伝えるトレーニングができれば、
年収アップを単なる希望ではなく、合理的な戦略として成立させることが可能です。
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